もし銀行員が、
「この投資信託おすすめですよ」
と勧めてきたらこんな風に疑問に思いませんか?
「そんなにいいなら、じゃぁなんで銀行員が自分で買わないんだろう?」って
そうです。銀行員は自分では買いたくないからです。それが答えです。
ほとんどの場合、
銀行員が勧めてくる投資信託に買っていいものはない!
と言えるでしょう。
2児のパパ
銀行オススメの投資信託の手数料は危険なほど高い
投資信託の手数料は、主に販売時手数料と運用時手数料と解約時手数料があるのですが、そのなかでも銀行で勧めてくる投資信託は、ほぼ例外なく、販売時の手数料がとても高いです。
それは、販売手数料が銀行の儲けになるからです。
仮に、販売手数料3%信託報酬2%、という投資信託を100万円分買ったとしましょう。そうすると購入した時点であなたの資産はまず97万円になります。3万は手数料として銀行に払います。
そして、その減った97万円を今度は2%の信託報酬を払いながら運用することになります。
もし+5%(コストが引かれる前)で運用できたとしても元の100万円に戻るのに1年以上かかってしまいます。
減ってしまった分を取り戻すためには、減ってしまった率より高い利回りが必要になります。
2児のパパ
銀行の投資信託の販売方法は詐欺?
べらぼうに高い手数料の投資信託を設定しても、結局運用がうまくいかないこともざらにあります。
そうするとどうなるかといいますと。銀行は次々に新しい投資信託を設定しては、お客に投資信託の乗り換えを勧めて、その都度手数料で稼ぎます。これでは資産が増えるどころか減っていくのは当たり前です。
一般個人の資産形成にはまったく不向きな、毎月分配金型の投資信託や、IT関連や新興国に絞ったテーマ型投資信託をあまり詳しくないお客さんに営業し売りつけるのは詐欺と言ってもいいかもしれません。
本来、長期投資でコツコツと資産形成をするハズの投資信託がただの手数料稼ぎの道具になってしまっているのがわかると思います。
2児のパパ
資産形成のための投資信託の選び方の基本3原則
それではどのような投資信託なら一般個人がしっかり資産形成ができるのか、その基本となる3原則がありますので紹介します。
1.長期投資ができるもの
2.分散投資ができるもの
3.積立投資ができるもの
この、3点が一般個人の資産形成にとても大切です。
資産形成にはこの、「長期・分散・積立」が基本の基本です。ですから銀行が勧めてくるような投資信託は「短期・集中・一括」になってしまっているので個人の資産形成にまったく向かないと言うことです。
長期投資とは
投資と言うと、パソコンの前に張り付いてピコピコやってるのを想像してませんか?あれは違います。あれはデイトレードといって値動きだけを追っているいわばマネーゲームです。デイトレードを否定するわけではないですが、一般個人の資産形成とは掛け離れた世界です。
本来投資とは、成長して欲しい企業、僕たちのために頑張ってくれている企業、世の中のために頑張っている企業を応援することです。そうすることでその成長の果実を少しずつもらうようなイメージです。
ですから、応援する期間が1日や2日では短すぎるし、むしろ3年とか5年だって短かいかもしれません。
長期投資は3年。などと期間を限定するのは間違っているんです。長期投資とは決まった期間など設けずに、応援投資することなんです。それこそ一生涯応援したっていいわけです。
分散投資とは
投資の有名な話で、「タマゴを一つのかごにいれるな!」という話があります。
10個のタマゴを持っていたとして、一つのかごに入れておいたら、落とした時に全部割れてしまうからです。だから、かならず複数のかごに分けていれておこう!ということです。それならもし何個か割れてしまっても、やがてタマゴがニワトリになり、新しいタマゴを産んでくれるまで成長してくれるからです。
ですから、例えばよく銀行が勧めてくる投資信託みたいに、IT関連投信にどーん、新興国ブラジル投信にどーん、と投資するのはリスクが大きいと言うことです。
僕のオススメは世界経済全体に分散させることのできるものです。
積立投資とは?
積立投資とは、毎月だったり毎週だったり少しずつ自分で決めた額を積立していく投資方法です。
買い時の時間分散によるリスクの低減と、少額からでも積立ができるため、誰もが長期にわたって続けやすいメリットがあります。
2児のパパ
まとめ
銀行が勧めてくる投資信託は長い間手数料稼ぎの道具にされてきました。
そしてこれからもしばらくは変わらないと思います。
はっきり言って、お金を増やしたいんだったら銀行に近寄るな!
ってことです。