生命保険を考えている人のほとんどは、
残された家族にどれくらいお金が必要か?
ということを考えて生命保険を選ぶと思いますが、
毎月の保険料や、もしもの時にもらえる保険金も大切ですが
生命保険を選ぶ時に、実はもっともっと重要なことがあるんです。
それは、付加保険料です!
保険会社にっとって付加保険料をお客さんに知られるは嫌なことなんですね。お客側からすればない方がいいものだからです。詳しくは記事で説明します。
この記事では世の中の色々なものの還元率を考えることによって生命保険をぶった斬っていこうと思います。
知らず知らずのうちにあなたも保険会社のカモになってるかもしれませんよ。ふっふっふ
お金のカラクリ「還元率」
還元率ということについて知ると世の中のお金のカラクリが見えてきます。
還元率
還元率とは、胴元がみんなから集めたお金をどれくらい返してくれるか。というのを表した数字。
例えば、
1万円払って5000円返ってくれば50%
1万円払って9800円返ってくれば98%。
フェアな場合は100%
お客側からみれば還元率は高ければ高いほどいいということです。
要するに、還元率がわかればその商品がどれくらいお得かをある程度知ることができます。
2児のパパ
宝くじ、競馬、パチンコの「還元率」
それではみなさんも一度は買ったりやったりしたことがあると思う、宝くじ競馬パチンコの還元率を見ていきましょう!
宝くじの還元率
宝くじの還元率ってどれくらいだと思いますか?
1等7億円が20本!とか言ってるんだから還元率もいいんじゃないかな。って思いますか?
宝くじ公式サイトから(平成28年度)
売上金 8452億円
当選金 3959億円
ということなので、
宝くじの還元率=46.8%
たったこれだけです。チーン
宝くじ売り場のおばちゃん達は、
「1万円くれたら4680円あげますよー」
と言ってるのと理論上は同じです。
画像からもわかるように、集められたお金は広告費や公共事業などにバンバン使われているんですね。
これが宝くじが愚者の税金と言われている由縁です。
2児のパパ
パチンコの還元率
パチンコの還元率はお店にもよるんですが、
全国のお店の平均で大体
パチンコの還元率=約85%
と言われています。
宝くじと比べたら全然マシな方ですね。
ですが我々お客さんからみれば、理論的にはやればやるだけ損することがわかりますね。
競馬の還元率
JRAの公式サイトによると
競馬の還元率=約75%
ということがわかります。
こちらも宝くじに比べればずいぶんマシですが、理論的にはやればやるだけ損することがわかります。
生命保険の「還元率」
ではでは本題の生命保険の還元率を見ていきましょう。
生命保険で僕たちが払う保険料は、
純保険料 最終的に顧客に支払われるお金。死亡率などによって決まる。どの保険会社でも大体同じ
付加保険料 手数料や人件費など最終的に保険会社が受け取るお金。保険会社によって異なる
によって決まります。
ですから、この付加保険料率がわかれば、その生命保険がどれくらい自分たちに還元してくれている保険なのかがわかります。
ですがここで問題があります。
なんとこの付加保険料率がどれくらいなのかを開示している保険会社がほとんどありません。
開示していないどころかきれいなパンフレットなどでむしろお客さんにわかりにくくしている印象すらあります。
ですから、正確に生命保険の還元率を計算することは難しいのですが、ライフネット生命という保険会社が付加保険料率がどれくらいかということまで開示していましたので、その保険金や保険料などから他の生命保険の付加保険料率がどれくらいなのかを試算しますと、参考ライフネット生命
生命保険の還元率=30 %〜80 %
かなり還元率が悪いものもあることがわかりますね。
生命保険には、定期保険、養老保険、終身保険、など色々な種類があり一概に比較できるものではありませんが、多くの保険会社がかなり高い付加保険料をとっており、還元率が悪い商品ばかりなのも事実です。
生命保険も金融商品なのに、何にどれくらい費用がかかっているかちゃんと説明をしなくてもいい。ということがそもそもの問題なのかもしれません。
生命保険を還元率で比較
生命保険=30~80 %
宝くじ =46.8 %
競馬 =75 %
パチンコ=85 %
こうして見ると生命保険の還元率がどれだけ悪いかわかると思います。
生命保険と宝くじなんかを比べたってしょうがないでしょ!って思うかもしれませんが、
どちらも実は似たようなシステムなんです。
生命保険金 =みんなから集めたお金×還元率
宝くじ当選金=みんなから集めたお金×還元率
システムは似たようなもので
死んだらもらえるのが生命保険、
当たったらもらえるのが宝くじ
なんですね。
生命保険の良し悪し
生命保険の良し悪しはお金のこと以外にも、保険会社の人が親切だとか、信用できる会社かどうかだとか、人それぞれ判断基準はあると思います。
何かのときにすぐに保険会社の人が来てくれたりするのは安心ですからね。
ですが、付加保険料率が高いのか安いのかもとてもとても大切な要素ですので忘れないでください。
そしてほとんどの場合、付加保険料について説明さえしてくれませんので注意が必要です。
まとめ
もしもの時、残された家族のためにも必要になってくる生命保険。
生命保険を選ぶ際には付加保険料について必ず意識してください。
保険の相談所などに行って、販売員が売りたいものが、あなたにとって最善である可能性はとても低いです。
販売所で売っているものには、人件費やその販売所の家賃などの[keikou]付加保険料が多くかかってしまう[/keikou]ためです。
家族の大切なお金です。
その商品の何にどれくらいお金がかかっているか意識してみてください。
そして、できればネットの保険会社などでできるだけ付加保険料が安いものにしてみてはいかがですか?